私の将棋駒作り(工法・方法)


駒 形 (木地) 作 り
玉切り 原木を駒の高さより少し大きめの厚さに輪切りする。
板切り 駒の角度で少し集めの板にする。
この形で変形しなくなるまで乾燥させる。
台形切り 駒の角度にあわせて両サイドを切る(大きめに)
突先出し 頭部を少し大きめに切り落とす。駒粗形ができる。
整 形 サンドペーパーで規定の寸法に仕上げる。


字 彫 り 墨 入 れ
印 刷 天童の本場では印刷した薄い紙を貼り付けて字を彫るが、私はゴム印を彫って、カーボン紙を利用して駒に直接印字する方法をとっている。
彫 り 印刀で、V字形に彫る(最も技術を要する作業)
目止め 字に漆を塗ったときに、木ににじまないように、透明ニスやボンドなどを塗り、目止めをする。
研 磨 はみ出した漆をサンドペーパーで削り落とす。サンドペーパーは、粗目から最細目まで数種類を使用する。
仕上げ 上質の椿油かオリーブ油を少し含ませた柔らかい布で丁寧にふきあげる。
完 成

駒 の 種 類
仕 上 種 類 彫り駒、彫り埋め駒、盛り上げ駒
書 体 種 類 菱湖、淇洲、錦旗、清定など自筆を含め現在22種類


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